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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2008年10月1日,iSCSI Storage Area Network(SAN)技術の米LeftHand Networksを買収することで両社が合意に達したと発表した。買収金額は3億6000万ドル。取引は現金で行われる。

 LeftHand Networksは,1999年に設立された非公開企業で,本社をコロラド州に置いている。大企業の支社や遠隔地の部署,あるいは中堅企業が重要な企業データを保護するための,ストレージおよび仮想化ソフトウエアを提供している。従業員数は約215人。世界で500以上の再販業者と提携しており,3000社の顧客を抱えている。

 HPは,既存のストレージ機器と業界標準サーバーで稼働するLeftHand Networksのソフトウエアを取得することにより,自社の中規模企業向け仮想化ソリューションを拡充したい考え。トレーニングに費やす時間と全体的な複雑さを低減するソリューションを提供することで,SANへの移行促進を図る。顧客が低コストでより簡単に企業データを管理し,事業の成長に応じてストレージ・インフラを拡張できるよう支援するとしている。

 またHPによると,LeftHand Networksのクローン技術は,一部の仮想化環境のもとでは,必要なディスク容量を最大97%削減できるという。ストレージ配備を最小限におさえることで,消費電力の節約を実現できる。

 買収の手続きは,HPの2009会計年度第1四半期(2008年11月~2009年1月)に完了する見通し。LeftHand NetworksはHP Technology Solutions Group内のHP StorageWorks部門に統合される。

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