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写真1●企業情報ポータル「OluOlu START」の画面例
写真1●企業情報ポータル「OluOlu START」の画面例
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写真2●RIA版のポータル画面例
写真2●RIA版のポータル画面例
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 アイ・ティ・フロンティアは2008年10月7日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業に参入した。自社や他のアプリケーションベンダー向けにSaaSの開発・運用を支援する共通基盤を整備。これを土台にアプリケーションの種類を拡充していく。アプリケーションの第一弾として文書管理サービスを提供する。RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)技術を併用し、Webブラウザとデスクトップ両方から共通のサービスを利用できるようにした。

 「Olu Olu(ハワイ語で「快適な」という意味)」のブランド名で開始したSaaSは大きく四つ。(1)開発・運用を担う基盤サービス「OluOlu PLATFORM」、(2)企業情報ポータル「同 START」、(3)基盤上で稼働する文書管理サービス「同 CABINET」、(4)CABINETを基に内部統制関連文書の作成や運用を支援する「同 CABINET/J-SOX」である。

 PLATFORMはユーザー認証やマスターデータ管理、アプリケーション開発など、SaaS開発の基本機能を提供。同社のデータセンターで運用する。「自社開発のSaaSだけでなく他のベンダーのSaaSを稼働させたり、外部のサービスと連携させたりすることを想定している」(事業開発を担当する吉田雅俊 執行役員)。

 STARTはFlashやAIRといったアドビシステムズのRIA技術を使って開発したポータル機能である。Webブラウザ向けにガジェット(Webアプリケーションの構成部品)を組み合わせた画面を提供。利用者はマウス操作でガジェットを選んだり配置し直したりして、自分に合ったポータルを作成できる(写真1)。

 デスクトップ向けにはAIRで開発した専用ソフトを提供する。画面の端にツールバーを表示。マウス操作で文書ファイルを直接格納したり、特定文書の登録や修正を画面に通知したりするなど、Webブラウザ版よりも高度な機能を利用できる(写真2)。

 Webブラウザ、デスクトップソフトのどちらを使う場合も、アクセスする文書管理サービスは共通。「これまでのSaaSはサーバー側の開発に力を入れていたものの、利用者の使い勝手に配慮したものが少なかった。Webとデスクトップの境目をなくして、どちらからでも快適に利用できるようにする」(山脇一也 主査)。

 CABINETとCABINET/J-SOXは同事業で提供するSaaSの第一弾である。大株主である三菱商事向けに提供してきた内部統制の文書化ノウハウを基に開発した。当面は無償のベータ版として提供し、2009年3月をメドに有償化する。本サービス開始時にはマイクロソフトの文書管理ソフト「SharePoint Server」との互換機能を搭載し、Wordなどで保存した文書を直接CABINET上に保存できるようにする。