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 米Microsoftは米国時間2008年10月7日,米ニューヨーク大学などの教育機関と共同で,コンピュータ・ゲームの教育利用に関する研究調査を開始すると発表した。「Games for Learning Institute(G4LI)」という組織を立ち上げ,ミドルスクール世代の理数系科目の教育でゲームを活用する方法について,科学的研究を進めるという。

 共同研究には,同社の研究開発部門Microsoft Researchとニューヨーク大学のほか,米コロンビア大学,米ニューヨーク市立大学,米ダートマス大学などの大学や教育機関が参加する。

 最初の3年間は,Microsoftが提供する150万ドルを含む計300万ドルの資金を使い,ミドルスクールの11~13歳の生徒を対象とした調査と研究を進める。米メディア(New York Times)の報道によると,経済状況や人種などがさまざまに異なる生徒を対象として,ゲームをどのように遊び,どのような点に夢中になるかを調べたうえで,その成果にもとづいて,教育用ソフトウエアのデザインや開発を行う。

 ニューヨーク大学のKen Perlin教授によると,これらの学年は理数系科目の内容が高度になり始める重要な時期にあたるが,興味や関心を失う生徒も増えてくるという。

 Microsoft Researchのシニア・リサーチ・マネージャ,John Nordlinger氏は,「教育用のゲームはたくさんあるが,その手法,根拠,効果についてはほとんど明らかにされていない。我々は,ニューヨーク大学などと連携して,学際的な見地からこの問題を解き明かしていきたい」と話している。

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