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 チェプロは,リッチ・クライアント開発ツール「WAOtech」を,2008年10月6日に出荷した。画面フロントエンドに.NET Frameworkアプリケーションを配置してC/Sシステム並みの画面操作性を実現しつつ,データベースに直接接続することなく利用できる。価格は,税込みで,開発ライセンスが1ユーザー20万7900円,稼働時クライアント・ライセンスが1ユーザー1万5750円。

 WAOtechを用いて開発したアプリケーションは,ユーザーのパソコン上で稼働する画面フロントエンド・ソフトが,.NET Framework上で動作するアプリケーションとなる。この画面フロントエンドと通信するサーバー・ソフトも.NET Framework上で稼働し,業務ロジック処理や画面フロントエンドに引き渡すデータの処理などを実施する。このサーバー側ソフトの背後に,データベース・サーバーを配置する。

 WAOtechの特徴は,Webシステムのような3階層システムの構成を採っている点だ。2階層C/S(クライアント・サーバー)型システムとは異なり,業務ロジックやデータベース・クライアント機能をユーザーが操作する画面フロントエンド側に配置する必要がない。これにより,画面表示単位でのデータ転送だけで済む。また,Webシステムとの比較においては,ユーザー・インタフェース画面が,WebサーバーとWebブラウザの組み合わせと比べてリッチにできるほか,細かな画面遷移によるレスポンスの悪化といったWebシステムのデメリットを回避できる。

 WAOtechの開発では,ユーザー・インタフェースを定義することにより,クライアント側とサーバー側のユーザー・インタフェースDLLを作成する。画面フロントエンドとなる.NET Frameworkアプリケーションは,このDLLをリンクする。一から画面フロントエンドを開発してもよいが,既存のWindowsクライアント・アプリケーションをベースとしつつ,WAOtechのインタフェースDLLを組み込むことも可能である。

 なお,同社は,WAOtechの技術を用いて開発した建設業界向けERPソフト「建設WAO」を,2008年7月7日に出荷している。