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 米Symantecは米国時間2008年10月8日,英セキュリティ・ベンダーのMessageLabsを買収することで最終合意に達したと発表した。取引は現金で行い,買収総額は約6億9500万ドルにのぼる見込み。手続き完了は年内を予定している。

 Symantecによると,MessageLabsは,小規模企業からFortune 500企業にわたる1万9000社以上を顧客に抱える。2008会計年度(2007年8月~2008年7月)の売上高は約1億4500万ドルで,前年度と比べ20%以上成長した。

 SymantecはMessageLabsの顧客に向けて,既存のSaaS(Software-as-a-Service)型バックアップ・サービスやストレージ・サービスなどのクロス・セリングとアップ・セリングを展開し,成長著しいSaaS分野での地位を確立したい考え。また,MessageLabsの営業力やサポート力を動員して,データ流出防止やコンプライアンス,エンドポイント・セキュリティ,アーカイビング関連の技術を用いた将来のSaaS製品の強化を図る。

 具体的には,MessageLabsのSaaSモデルを通じて,中小企業向けのオンライン・データ・バックアップおよび復旧サービス「Symantec Protection Network」へのアクセスを提供する。同サービスでは,中小企業はアップグレードなどを行う必要なく,最新のバックアップおよび復旧技術を利用できる。今年4月よりベータ版を公開しており (関連記事:Symantec,同社初のSaaS型製品「Symantec Protection Network」を発表),年内に正式版をリリースする予定。

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