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 キヤノン電子は2008年10月14日、ジャスダック上場の中堅システムインテグレーター、アジアパシフィックシステム総研に対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。取得株数に上限は設けず、14日から株式を買い取る。ア社株の61.18%を持つ親会社、フルキャストホールディングスはTOBに賛同を表明している。キヤノン電子はア社買収でシステムエンジニアを増強。企業情報システムの構築事業を強化したい考え。

 TOB価格は1株650円。過去1カ月の終値の平均値より28%高い。キヤノン電子はフルキャストHDの持ち株分の取得に36億円弱を投じる。仮に全株主がTOBに応じた場合は、最大58億5000万円を投資する。TOB期間は10月15日から11月14日。TOBの成立後もア社は上場を維持する方針だが、取得株式に上限を設けないため、上場廃止となりキヤノン電子の完全子会社となる可能性もある。

 ア社は1970年創業の独立系インテグレーター。2007年9月期の売上高が80億円で純利益が3億4300万円、従業員数は2007年9月時点で461人。