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写真1●USB接続タイプのモバイルWiMAX端末。同社が手がける地域WiMAX事業者が採用している端末と同じという
写真1●USB接続タイプのモバイルWiMAX端末。同社が手がける地域WiMAX事業者が採用している端末と同じという
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写真2●モバイルWiMAXの基地局
写真2●モバイルWiMAXの基地局
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 10月15日から始まったITpro EXPO 2008 Autumn展示会場で,フジクラがモバイルWiMAXの動態展示を実施している。前回のITpro EXPOでも同社はモバイルWiMAX機器を動態展示していたが(関連記事),今回は同社が地域WiMAX事業者に納入した機器と同様の基地局,および端末を利用(写真1写真2)しており,より実際のサービスに近い形でモバイルWiMAXを体感できる。

 端末は韓国INFOMARK製のUSB接続タイプで,国内での技術適合証明を取得済み。同社がシステムを手がけた福井県敦賀市のCATV事業者「嶺南ケーブルネットワーク」は10月1日から試験サービスを開始しており,そこで利用中の端末である。気になるスループットは「まだ調整中の部分が多い」(説明員)ということで,会場内では1.7Mビット/秒程度だった。通常は数Mビット/秒程度は出るという。

 地域WiMAXは,2.5GHz帯の10MHz幅を利用して各地域内で通信サービスを提供。2008年6月には,CATV事業者を中心に42事業者に免許または予備免許が付与された(関連記事)。全国でモバイルWiMAX事業を展開するUQコミュニケーションズに先駆けて,2008年末から2009年初めにかけて一部地域で地域WiMAXが始まる見込みだ。

 ただフジクラの説明員は地域WiMAXの展開について悩みも話す。その一つは,他の事業者との相互ローミング体制がまだ整っていない点だ。地域WiMAXは,その名の通りエリアが地域に限定される。近隣エリアや都市部などでも利用できるように,他の地域WiMAX事業者や全国展開するUQコミュニケーションズとのローミングを望む声は高い。9月末に総務省が主導して発足した「地域WiMAX推進協議会」などを通して,徐々に体制を整えていきたいという。