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図1●PowerConvert 7が移行対象のサーバー機10台の稼働状況をモニタリングし,その計測データを時間帯別に表示したところ
図1●PowerConvert 7が移行対象のサーバー機10台の稼働状況をモニタリングし,その計測データを時間帯別に表示したところ
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図2●PowerConvert 7により,日中にピークがあるシステム(黄色部分)と夜間バッチ・システム(赤色部分)を,同じ移行先サーバー機に配置したシミュレーション例
図2●PowerConvert 7により,日中にピークがあるシステム(黄色部分)と夜間バッチ・システム(赤色部分)を,同じ移行先サーバー機に配置したシミュレーション例
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 ノベルはITpro EXPO 2008 Autumnで,物理サーバー上のシステムを仮想環境に移行させるツール「PowerConvert 7」を初展示した。同ソフトは,米Novellが2008年3月に買収した米PlateSpinの製品。国内では,PlateSpinの従来の販売代理店であるネットワールドに加え,11月からノベルが本格的に販売を開始する。

 PowerConvert 7は,サーバーを仮想化する際に必要なキャパシティ・プランニング機能と仮想環境へのサーバー移行機能を備える。キャパシティ・プランニングでは,まずPowerConvert 7が移行対象のサーバー機群の稼働状況(CPU使用率やメモリー使用率など)を時系列で詳細にモニタリングする。通常は,1カ月から1カ月半くらいモニタリングすると,サーバー機の稼働状況のサイクル(周期)を把握できるという(図1)。

 このモニタリング・データを基に,移行先の仮想化サーバー環境に必要なサーバー機のスペックや台数などをシミュレーションできる。仮に,処理負荷が日中にピークになるシステムと夜間バッチ・システムが検出された場合,PowerConvert 7はそれらを組み合わせて,負荷をできるだけ平準化するように,仮想マシンを移行先の各サーバー機に自動配置できる(図2)。仮想環境に移行した後,CPU/メモリー使用率や消費電力がどのように変化するかも同時に計算してくれる。

 PowerConvert 7は,仮想化環境へのさまざまな移行方法に対応している。特徴的なのは,移行元のシステムが稼働中でも仮想環境に移行できることだ。移行に伴うダウンタイムを最小限に抑えられる。移行中にシステムの更新が生じた場合でも,基本的に移行先にも反映される。移行方法はウィザード形式で設定できる。

 ノベルからの国内販売価格は未定。米国では,移行1回当たり約500ドルとしている。別途,移行サーバー数に基づくライセンスもある。