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 富士通は2008年10月20日、メインフレームのアプリケーションをSOA(サービス指向アーキテクチャ)環境などで利用するためのソフトを発表した。従来製品と違い、メインフレームのアプリケーションに手を加える必要がないのが特徴で、導入にかかる期間を40%程度短縮できるという。同日付で販売を始める。

 名称は「Interstage Host Access Service V10」。同ソフトを搭載したオープンサーバーを介すことで、メインフレームのアプリケーションをSOA環境やWebアプリケーションから利用できるようにする。Webアプリケーションなどの開発は、オープン系技術者主体で行える。

 富士通の安部雅英アプリケーションマネジメント・ミドルウェア事業部部長は「オープンとメインフレームが混在した環境で、メインフレーム技術者が減少していたり、安定稼働しているメインフレームに手を入れたくないと考える企業の声に応えた」と話す。

 ユーザーはWebブラウザからメインフレームのアプリケーションも利用できるようになるため、「会社に戻らないとメインフレームが使えない、といったことがなくなり業務効率の向上が期待できる」(富士通の安部部長)

 従来もメインフレームのアプリケーションをオープン環境で使用するための「Interstage AIMApplication Director」などのソフトはあった。だが、メインフレーム自体のアプリケーションを修正する必要があったため、メインフレーム技術者による開発が必須だった。

 販売価格は1300万円から。利用には、富士通製のアプリケーションサーバー「Interstage Application Server V9.1」が必要となるため、新規に導入する場合はハードウエア込みの最小構成で1500万円ほどになる。