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 CSKホールディングスは2008年11月6日、2008年4-9月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比17.9%減の1028億6900万円、営業損益は前年同期の191億5000万円の黒字から156億6800万円の赤字に転じた。世界的な金融危機の影響を受けて、金融サービス事業(不動産・株式への投資やベンチャーキャピタル事業など)と証券事業の不振が響いた。

 全体の中で、情報サービス事業(システム開発や運用管理など)の売上高は前年同期比0.7%減の955億1700万円とほぼ横ばいだった。金融・保険業界向けのシステム開発やシステム販売は堅調だったものの、証券業界向けのASPサービスなどビジネスサービスの売り上げが減少した。情報サービス事業の営業利益は、同53.0%減の41億4800万円と大幅な減益となった。これは、ビジネスサービスの売り上げ減少に加えて、グループ全体の情報基盤開発などの先行投資が増加したためだ。
 
 金融サービス事業の売上高は前年同期比92.6%減の12億7400万円で営業損失額は121億500万円。証券事業の売上高は同36.1%減の81億4500万円で営業損失額は42億1700万円だった。

 同社は既に通期の連結業績予想を下方修正しており、2009年3月期は売上高2170億円で150億円の営業赤字となる見通しだ。業績低迷を受けて、役員報酬を減額するとともに「グループ全体のコスト削減への取り組みを強化する」(CSKホールディングスの鈴木孝博副社長)と説明。また、中間配当の実施を見送り、期末配当の実施も未定としている。

 売上高の大部分を占める情報サービス事業について、鈴木副社長は「楽観視はしていないが、企業のIT投資はなくなるわけではなく、投資の優先順位をつけている状況。システム更新などを見合わせる一方で、監査や内部統制などには投資を続けている」とコメントした。