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 米Microsoftは米国時間2008年11月17日,Windowsベースのロボット用アプリケーション開発ツールの最新版「Microsoft Robotics Developer Studio(RDS)2008」の提供を開始した。企業向けエディション「Standard Edition」(米国における価格は499.95ドル),学生および教育機関の研究者向けエディション「Academic Edition」,一般ユーザー向け無料エディション「Express Edition」を用意する。Standard Editionは,2009年2月よりボリューム・ライセンスの対象とする。

 RDSは,各種ハードウエア用のロボット制御ソフトウエアをWindows上で開発するための環境。非同期アプリケーション構築用のプログラミング・モデル,ドラッグ&ドロップ操作でプログラミングできるグラフィカルな開発環境「Visual Programming Language(VPL)」,ロボットの動作を視覚的にシミュレーションするツール「Visual Simulation Environment(VSE)」を備える。チュートリアルとサンプル・コードも付属する(関連記事:Microsoft,ロボット用アプリ開発ツール「Robotics Developer Studio 2008」のプレビュー版)。

 最新版は,アプリケーションを構成するサービス間のメッセージ・スループットが1.5~3倍,サービスのロード処理が2倍に高速化した。サービス間メッセージのより詳細な定義が可能となって,ネットワーク利用の削減とデータ処理の最適化が行える。これら改善の結果,ロボットの実行速度が向上し,プロセサの利用効率が高まる。

 VPLの改良で分散アプリケーションの定義が容易になり,ネットワーク接続された複数デバイスを使うアプリケーションの開発が簡素化するという。最新版のVSEは,シミュレーションのようすを記録して再生できる。さらに,米Dassault Systemes SolidWorks(DS SolidWorks)の3次元(3D)CADソフトウエアとMicrosoftの3Dモデリング・ソフトウエア「trueSpace」からデータを取り込めるようになった。

 RDSの累積ダウンロード回数は25万回を超え,60社以上のハードウエア/ソフトウエア・ベンダーが対応または利用しているという。

[発表資料(Microsoft)]
[発表資料(DS SolidWorks)]