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 KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市,代表取締役所長:秋葉重幸氏)は2008年11月26日,デジタルビデオデータを攪拌したり元に戻したりすることで見え方を変化させる技術「デジタルビデオスクランブル」をau oneラボにおいて公開すると発表した(発表資料)。

 同研究所では,コンテンツ保護技術の一つとしてデジタルビデオに適用可能な「デジタルビデオスクランブル」技術の研究開発を進めている。デジタルビデオスクランブルは,モザイクをかけたようにビデオの見え方を変化させる技術である。デジタルビデオではMPEG-4AVC/H.264といった高能率符号化技術(デジタルビデオ信号の圧縮技術)の採用が一般的だが,「圧縮したデジタルビデオ信号に対してデジタルスクランブル処理を施す場合は,スクランブル処理された画像の崩れ具合を制御することが大変困難な問題となっていた」という。

 KDDI研究所では,この圧縮デジタルビデオに対するスクランブル処理において,画像の崩れ具合を任意に制御する技術を確立したという。これにより,再生やコピーのたびにビデオの画質を徐々に劣化させたり,画面内の重要な領域の見え方を優先的に変化させたりする,など画像劣化の度合いを制御する形態でのコンテンツ保護を実現できる。「今後のデジタルコンテンツの不正コピー流通の抑制に貢献することが期待される」と位置づけている。

 このたびこの「デジタルビデオスクランブル」をKDDIが運営するサイト「au oneラボ」において公開する目的は,この技術をユーザーの身近に感じてもらうためという。「デジタルビデオスクランブル」を利用したアプリケーション2種を公開する。「隠れたau ワンちゃんを探そう!」というゲーム仕立てのものと,「モザイクでクイズを作ろう!」という三択クイズ作成のアプリケーションである。