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写真●日本ヒューレット・パッカード(日本HP)のIEEE 802.11n対応無線LANアクセス・ポイント「ProCurve MSM410」
写真●日本ヒューレット・パッカード(日本HP)のIEEE 802.11n対応無線LANアクセス・ポイント「ProCurve MSM410」
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年11月26日、IEEE 802.11n対応の無線LANアクセスポイント「ProCurve MSM410」と「ProCurve MSM422」を発表した(写真)。MSM410は9万9330円で09年3月下旬に発売、MSM422は15万2880円で09年2月下旬に発売する。ともに最大300Mビット/秒と従来の6倍近い速度で通信できる点が特徴だ。

 両者の違いはシングルラジオか、デュアルラジオかだ。MSM410はシングルラジオで、11n、11a、11b、11gのどれかのモードを選択して利用する。一方、MSM422はデュアルラジオで、11nと11a/b/gの電波を同時に使える。両者ともイーサネット経由の給電に対応し、標準規格のIEEE 802.2af内の電力で動作する。

 同時に10月1日に買収したコルブリス・ネットワークスの32製品を、HPのProCurveブランドに統合すると発表した。コルブリスの代理店4社に加え、40社を超えるHPの代理店網も利用して販売する。今後、管理ツールや製品のアーキテクチャを統合する計画だ。ヒューレット・パッカード・シンガポールのルイス・アウ バイスプレジデント&ジェネラルマネージャーは「我々とコルブリスで追求してきた方向性は似ている。両社の製品をシームレスに利用できるようにするのは簡単だ」という。

 まずは運用管理機能の統合から進める。「近日中に管理ツール『ProCurve Manager』をアップデートする。旧コルブリスのアクセスポイントを自動で発見し、HP製品と同様に管理できるようにする」(日本HPの的場晃久プロカーブ ネットワーキング ビジネス本部プリセールス テクニカル コンサルタント)。