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 データセンターの普及や発展を促すために,情報発信や標準化活動を行う「日本データセンター協会」が12月4日に発足した。柱となる活動の一つとして,データセンターの品質評価基準「日本版Tier」を策定する。現在,データセンターの品質評価基準としては米Uptime Instituteが策定した「Tier」が使われることが多い。しかし,Tierには免震や耐震といった,地震を想定した項目が含まれていないことから,日本の実情に合った品質評価基準が求められていた。

 同協会の会員には,ソフトバンクIDCやアット東京といったデータセンター事業者,ヤフーやカカクコムといったユーザー企業,NECや富士通などのITベンダー,鹿島や朝日工業社などの建設・設備会社,データセンターへの電力供給元である東京電力などが名を連ねる。2009年春には特定非営利活動法人(NPO法人)格の取得を目指すという。