ピューリッツァ賞理事会は米国時間2008年12月8日,オンラインのみの新聞も同賞の審査対象にすると発表した。紙媒体と同様に,少なくとも毎週発行されている米国オンライン・メディアであれば,報道部門の全14カテゴリに応募できる。
同理事会は2006年以降,紙媒体の新聞社が運営するWebサイトも審査対象に加えている。しかし,オンラインのみの新聞が応募できるのは,Breaking News Reporting(ニュース速報)とBreaking News Photography(ニュース速報写真)の2カテゴリに限定していた。
今回の規定変更により,対話型の画像やビデオも審査対象となる。ただし,Feature Photography(特集写真)とBreaking News Photographyについては,スチル写真のみに限定する。
また,雑誌や放送メディアとその関連サイトは相変わらず対象外。この理由について,同賞の礎石はあくまで新聞報道にあると説明している。
応募資格があるオンラインのみの新聞の例としては,MinnPost,Voice of San Diego,St. Louis Beacon,Washington Independentなどを挙げている。