大規模データセンター向けのサーバーやストレージ製品を手がける米Rackable Systemsは米国時間2008年12月15日,新しいリース・プログラム「Rackable Equipment Leasing(REL)」を発表した。このプログラムは,製品のリースに加え,メンテナンスや顧客サポート,金融サービス,トレーニングなどを組み合わせて提供する。
RELは企業のニーズに柔軟に対応し,データセンター用機器をプロジェクト単位でリースできるほか,必要に応じてリース期間を延長することもできるという。前払い費用なしで利用でき,下取りやそれに伴うデータ消去,資産の処分といったサービスも提供する。
プログラムの対象となる製品には,同社のコンテナ型データセンター「ICE Cube」も含まれる。ICE Cubeは,コンテナに最大2800台のサーバーを集約でき,最大7.1テラバイトのストレージ容量を提供する。所有コストを最低限に抑えながら,冷却装置や発電機などを含むすべてのソリューションをリースできるため,データセンターの導入や拡張を求めている企業に適しているという。
ちなみに,調査会社の米IDCによれば,2008年に米国で提供されたIT機器の15%以上がリースや金融プログラムを通じて提供されたものだという。同社は,今後2年間においてこの割合が上昇すると見込んでいる。
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