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 米Amazon.comは米国時間2008年12月31日,オンライン・ストレージ・サービス「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」の新機能として,データ転送料/リクエスト料をデータ要求実行者に課金できる「Requester Pays Buckets」の提供を開始した。これにより,ユーザーは外部サービスからのデータ要求で発生する費用を負担しなくて済むようになる。

 Amazon S3は従量料金制を採用しており,通常の設定だとストレージ使用料/データ転送料/リクエスト料はデータを保存しているユーザーに課金する。新機能では,「バケット」と呼ぶデータの固まりごとにデータ転送料/リクエスト料をデータ取得者に課金するRequester Pays Bucketsの指定が可能となった。同機能を利用すると,他者に大量データを提供するといった場合に経済的負担が軽減される。

 Requester Pays Bucketsはデータを取得する側に課金するため,データ取得者のユーザー認証が必要となり,匿名リクエストは利用できない。また,PtoPファイル配信システム「BitTorrent」を使ったデータ転送やSOAPリクエストには対応していない。

 Amazon S3の米国における料金は,ストレージ使用料が1Gバイト単位の月額制で,毎月最初の50Tバイトまでが0.15ドル,50Tバイト超から100Tバイトまでが0.14ドル,100Tバイト超から500Tバイトまでが0.13ドル,500Tバイト超が0.12ドル。

 データ転送料のうち,データ入力料は1Gバイト当たり0.1ドル。データ出力料は1Gバイト単位の月額制で,毎月最初の10Tバイトまでが0.17ドル,10Tバイト超から50Tバイトまでが0.13ドル,50Tバイト超から150Tバイトまでが0.11ドル,150Tバイト超が0.1ドル。リクエスト料は,PUTが1000回当たり0.01ドル,GETが1万回当たり0.01ドル。

 米メディア(InfoWorld)によると,バケット1個のサイズは1バイト~5Gバイトという。

[Requester Pays Buckets紹介ページ]