PR
写真1●iPhoto '09ではスライドショーをiPhoneに転送して再生できるようになった
写真1●iPhoto '09ではスライドショーをiPhoneに転送して再生できるようになった
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●Keynote '09のスライド再生をiPhoneやiPod Touchから遠隔操作できるKeynote Remote
写真2●Keynote '09のスライド再生をiPhoneやiPod Touchから遠隔操作できるKeynote Remote
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●DRMフリーの楽曲を販売するサービスiTunes Plus
写真3●DRMフリーの楽曲を販売するサービスiTunes Plus
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●iPhone上で3Gネットワークを使って曲をダウンロードできるようになった
写真4●iPhone上で3Gネットワークを使って曲をダウンロードできるようになった
[画像のクリックで拡大表示]
写真5●基調講演の最後に登場した歌手のトニー・ベネット氏
写真5●基調講演の最後に登場した歌手のトニー・ベネット氏
[画像のクリックで拡大表示]

 米国サンフランシスコで開催されているMacWorld 2009で米国時間の2009年1月6日,基調講演(キーノート)でフィリップ・シラー上級副社長が登壇した(関連記事)。ここでは,キーノートの中からiPhoneやiTunesに関連した新機能や新サービスに焦点を当てて紹介していこう。

 まず,写真データ管理ソフトのiPhoto '09では写真データ内に埋め込まれた位置情報を読み込み,地図上に撮影した場所を表示する機能が搭載された。GPSを使って写真データに位置情報を埋め込む機能は,一部のデジタルカメラが持っているが,実はiPhoneでもGPSを使って同様の機能を実現できる。また,iPhotoで作成したスライドショーをiPhoneに転送して再生する機能も加わった(写真1)。

 オフィスソフトのiWork '09の中ではプレゼンテーションソフトのKeynote '09のスライドを再生する際に,iPhoneやiPod Touchをリモコンとして使えるKeynote Remoteを発表した(写真2)。アプリはApp Storeで販売する。価格は99セント。

 講演の終盤に“One last things”と題して発表したのが,iTunesのサービス強化である。シラー上級副社長は「2003年にiTunesが始まり,今では60億の曲を販売し,1000万曲がそろっている。7500万人のユーザーがクレジットカードを登録して利用している」と同サービスの規模を説明。米国内のサービスで比較すると,ウォルマート,ベストバイ,アマゾンよりもクレジットカード登録者の数が多いと説明した。

 このiTunesのサービスを拡大するための施策として,曲単位の購入価格を変更すると発表。従来は1曲99セントだったが,69セント,99セント,1ドル29セントと3種類の価格を用意する。ユニバーサル, ソニーBMG, ワーナー,EMIと4つの音楽レーベルの賛同を得た。

 DRMフリーの楽曲を販売するサービスiTunes Plus(写真3)についても新たな発表があった。シラー上級副社長は「すべての曲をDRMフリーにする」と宣言。現状でDRMフリーの楽曲は800万曲だが,2009年3月以降には200万曲を増やす方針を示した。なお,ユーザーが購入した曲をDRMフリーに変更するには,1曲あたり30セント,アルバムの場合は価格の30%の追加料金がかかる。

 最後には,発表時の6日からiPhone上で3Gネットワークを使ってiTunesの曲をダウンロードできる機能を追加したと発表した(写真4)。従来は無線LAN経由でしか購入できなかったが「これで,いつでもどこでもiTunesで曲を購入できる」(シラー上級副社長)。iPhoneで購入した曲データをパソコンのiTunesに戻すことも可能だ。

 講演の最後にシラー上級副社長は「なぜ我々がこんなに音楽にこだわるのか。それは我々が音楽を愛しているからだ」と語った。すると,ステージ上には米国の著名な歌手トニー・ベネット氏が登場(写真5)。曲が終わると,観客は総立ちで拍手を送り,講演の幕が下りた。

■変更履歴
記事公開当初,「同価格で楽曲を購入できる」との表現がありましたが,正しくは「ユーザーが購入した曲をDRMフリーに変更するには,1曲あたり30セント,アルバムの場合は価格の30%の追加料金がかかる」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/01/14 17:15]