PR

 米Tektronixは米国時間の2009年1月6日,フジテレビジョンが大規模なファイル・ベースの番組送出システムへの移行に当たり,Tektronixのデジタルコンテンツ自動検証システム「Cerify(セリファイ)」を採用したと発表した(発表資料)。

 Cerifyは,ファイル・ベースの映像コンテンツや音声コンテンツの品質を,配信前や使用前に確認できるシステムである。コンテンツ・ファイルの取り込み時のエンコードが適切であることを確認して,編集や転送,コピーなどによってファイルが損傷していないかどうかを検証する。フジテレビは,一台で同時に4つのコンテンツを検証できるCerifyを10台導入して,2008年12月1日に稼動を開始した。今回のフジテレビによる採用は,HDTV(高精細度テレビ)コンテンツのファイル・ベース番組送出を支援するシステムとしては世界有数の大規模導入だという。

 フジテレビでは従来のテープを使用したシステムから,サーバを使ったファイル・ベース・システムへの移行を目指していた。今回,番組送出の最終段階にあたる主調整室(マスター・コントロール・ルーム,通称:マスター)のシステム更新時期に当たり,番組コンテンツを大規模ファイルとして取り扱う新システムを導入することにした。

 フジテレビは今回のCerifyの導入について,「今回のマスター更新は,番組コンテンツをファイル化していくという業界にとっても画期的な試みだ。当社がこの革新を実現できた技術的な背景には,Tektronixの協力が不可欠だった。Cerifyの導入を通じて,今後も視聴者に対して高品質の映像サービスを提供できると確信している」という内容のコメントを寄せている。