米アマゾン・ドット・コムは2009年1月8日(米国時間)、同社のプラットフォーム・サービス「Amazon EC2」用のWeb管理コンソール「AWS Console」をリリースした。仮想マシンや仮想ストレージの管理、バックアップなどを、Webブラウザを使ってGUIベースで設定できる。
同社はこれまでも、EC2の管理用にGUIベースのコンソールや、Webブラウザ「Firefox」のプラグインとして機能するGUIベースのコンソール「Elasticfox」を提供していた。今回発表したAWS Consoleは、複数のWebブラウザから利用できるほか、従来のツールよりも高機能であることが特徴(図)。
ユーザーは、アマゾンが用意する1200種類以上の仮想マシン用ディスク・イメージから、使用したいイメージ・ファイルをマウスを使って選択するだけで、OS(WindowsやLinux)やデータベース(SQL ServerやOracle DB、MySQLなど)がインストールされた仮想マシンを稼働できる。
AWS Consoleではこのほか、仮想マシンのIPアドレスを管理したり、EC2の仮想マシンにブロック・アクセスが可能なディスク・ボリュームを割り当てるサービス「Amazon EBS (Elastic Block Store)」のボリュームを管理することも可能。EC2に割り当てるボリュームの追加/削除だけでなく、スナップショットの取得などもGUIで操作できる。