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 新CEOとしてCarol Bartz氏を指名した米Yahoo!は,置き去りにしてきた忘れものを米Microsoftとともに回収する作業を早速始めた(関連記事:Yahoo!,元Autodesk幹部のCarol Bartz氏が新CEOに)。米New York Times紙の報道によると,Yahoo!会長のRoy Bostock氏が2009年1月第3週,MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏と密かに会ったそうだ。ただし,会談の詳しい内容は明らかになっていない。

 ご存じのように,Microsoftは2008年,まずYahoo!全体を,続いて同社の検索事業だけを買収しようと一連の活動を展開した。これらの買収提案は,いずれも当時のYahoo!のCEOだったJerry Yang氏に拒否された。Yang氏はその後CEO辞任を求められた(関連記事:米ヤフー、ジェリー・ヤン氏がCEOを辞任)。

 Ballmer氏とBoystock氏の会談は,MicrosoftとYahoo!が同じ週に行ったなかで少なくとも2番目に重要な位置付けのものだった。Bartz氏も1月第3週,Yahoo!の新CEOになることが決まってからMicrosoftと会ったことを明らかにした。これらの会談から,Yahoo!の検索事業に関する何らかの契約をまとめようとしている両社の動きが見える。なお,Microsoftが検索事業全体を買収しようとしているのか,それともほかの提携策を考えているのかはっきりしない。

 Ballmer氏は,少し前に「今でもYahoo!のWeb検索事業と広告事業に関する何らかの提携を検討する余地がある」と話した。さらに,Bartz氏は現実的な考え方をする事業家であり,自社の利益が最大になる契約なら合意するだろう。