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 米Microsoftが米Comcast株式の持株すべてを手放したことが,米証券取引委員会(SEC)への提出書類から明らかとなった。

 同社は米国時間2009年1月16日付けで,保有するComcastの株式がゼロになったことをSECに報告している。2008年1月14日時点の保有数は1億5093万5575株(Comcastの全株式の7.26%)だった。

 Microsoftを巡っては「大規模なレイオフを計画している」との報道がでていることもあり(関連記事:2009年のMicrosoftには課題が山積),米CNET News.comなどは,同社の今回の行動が,低迷する経済状況に対処するためのコスト削減の一環だとみている。

 Microsoftは1997年にComcastに10億ドルを出資した。Comcastはその後,2002年に米AT&Tのブロードバンド事業AT&T Broadbandを買収し,米国最大規模のケーブルTV事業者へと拡大した(関連記事:米AT&Tと米コムキャストの合併が完了,米国最大規模のケーブルTV事業者が誕生)。米Washington Postによると,ComcastはMicrosoftのデジタルTV向けプラットフォームやソフトウエアを採用していたが,2007年5月にはMicrosoft製テレビ番組ソフトの使用を完全にとりやめている。最近では,この分野におけるMicrosoftの大手顧客はAT&Tのみとなっていたという。

[SECへの提出書類]