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 2009年1月20日(米国時間)に行われた歴史に残る米大統領就任式の様子を米CNNのテレビ映像で目にしただろうか。放送を見た人なら,CNNが「間近で就任式を体験できるような3次元(3D)画像を用意している」と繰り返していたことを覚えているだろう。ふたを開けてみると,CNNは米Microsoftの研究機関Microsoft Live Labsが開発し,一般公開している技術「Photosynth」を使い,今回の独特な画像を作り出していた。

 Photosynthは,ある場所で撮影した複数の写真を「つなぎ合わせ」,仮想的な3D画像を作る技術だ。写真を横方向に組み合わせて作る単純なパノラマ画像に比べると,はるかに印象的な結果が得られる。Photosynthで作った画像は,見る方向を変えたり画像内を移動したりすることが可能で,別の角度から眺めることもできる。Microsoftによる同技術のデモンストレーションのなかでは,2008年に行ったイタリアのベネチアに関するものが最も有名である(関連記事:写真を基に3次元空間を再現する「Photosynth」、米MSが公開Microsoft,写真から3Dモデルを作成する「Photosynth」の技術プレビュー版を公開)。

 CNNは就任式の聴衆に対し,第44代大統領となるBarack Obama氏が宣誓する瞬間を撮影し,その写真を同社に送るよう呼びかけた。そして,CNNは集めた写真からズームやスクロール,そしてアングルを変えられる3D画像を作った。この画像は,CNNのWebサイトで見ることができる。

 Photosynthの画像を楽しむには,Webブラウザ用Photosynth/Silverlightプラグインが必要となる。プラグインは「Internet Explorer(IE)」と「Firefox」の両方に対応しており,無償提供されている。詳しくはPhotosynthのWebサイトを見てほしい。

 Microsoftも独自にPhotosynthで作成した就任式の3D画像をWebサイトで公開している。