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 米IBMは米国時間2009年1月23日,企業のサプライチェーンの“グリーン化”を支援するツール「Supply Chain Network Optimization Workbench(SNOW)」を発表した。サプライチェーン全体を詳細に分析し,CO2排出量とコストの削減に生かせるとしている。

 SNOWは同社の中国研究所が開発した。サービス指向アーキテクチャを基盤とし,WebSphereなどの同社ソフトウエア製品を利用して動作する。高度な数学を活用し,製品,資材調達,生産,保管,物流の5つの面で,各工程でのCO2排出量や各種要件を分析する。企業はその結果をふまえて,必要な配送センターの数や,製造を自社生産と外部委託のどちらで行うかなど,意思決定を行える。

 IBMによると,同ツールを利用した中国の海運企業COSCO(中國遠洋運輸總公司)では,配送センターの数を100カ所から40カ所に減らし,ロジスティクス・コストの23%削減とCO2排出量の15%削減を達成したという。これは,年間10万トンのCO2排出削減に相当する。

 IBMでビジネス戦略コンサルティング事業を統括するEric Riddleberger氏は,「事業の“グリーン化”を進めることと,経済性を高めることは,相反するものではなく,補完関係にあるものだ」と説明する。システム全体の効率を高めることで,コストや,廃棄物,環境に与える影響を軽減できるとしている。

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