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 バックボーン・ソフトウエアは2009年1月23日,復元開始30秒後にアプリケーションが全データを利用できるバックアップ・ソフト「NetVault Real-Time Data Protector(NVRDP)」の国内販売を4月から開始すると発表した。バックアップ/復元対象となるデータはマイクロソフトのExchange Server,SQL ServerおよびWindowsファイル・システム。いつの時点のデータを復元するかは秒単位で指定できる。ほぼ最新の状態を含む,任意の時点のデータを1回の操作で復元可能である。

 バックアップ対象サーバーにエージェント・プログラムを導入し,データをネットワーク経由でNVRDPサーバーがバックアップする。NVRDPサーバーは,WindowsのVSS(Volume Shadow Copy Service)機能と更新ログのキャプチャによって,常時最新のデータを保護している。例えばExchange Serverの場合,NVRDPサーバーは,ExchangeのEDBファイルのスナップショットを一定間隔で取得するとともに,トランザクション・ログをフィルタ・ドライバで常時キャプチャしている。

 短時間の復元は,仮想オンデマンド・リカバリ(VODR:Virtual On-Demand Recovery)と呼ぶ機能によって実現している。同機能では実際の復元の前に,データ・ファイルのスケルトン情報(ファイルの構成情報)を復元対象サーバー上に作成し,全ファイルがあたかも復元されたかのようにアプリケーションに見せる。アプリケーションがスケルトンをマウントし,復元するデータを実際に要求すると,そのリクエストがNVRDPサーバーへ転送され,必要データのみを優先的にバックアップから取り出す。これによりアプリケーションは大抵の場合,30秒以内で復元する任意のデータにアクセス可能になるという。ファイル・システムの復元において,ファイル数が極端に多い場合は30秒を超すこともあるが,そのときは復元対象を絞るなどの指示が出るという。

 復元できる単位は,Exchange Serverの場合,インフォメーション・ストア/ストレージ・グループ/メールボックス/メールボックス内のアイテム(メール,予定表)単位。メッセージをバックアップから検索してメールボックスなどへ復元することもできる。その際,Exchange Serverを停止する必要はない。SQL Serverの場合は,インスタンス/データベース/ファイル単位で復元できる。

 価格は最小構成で396万円(初年度保守費用込み,消費税抜き)。保護対象のアプリケーションとしては,Exchange Server 2007/2003,SQL Server 2005/2000,Windows Server 2003/Windows 2000ファイル・システムをサポートする。管理コンソールのメニューなどは英語だが,日本語ファイル名の表示に対応している。NVRDPサーバーの動作環境はRed Hat Enterprise Linux 5.2(64ビット版)。フェイルオーバー・クラスタリング機能も標準装備している。ハードウエアは2基のクアッドコア・プロセッサ,16Gバイト・メモリー,FCまたはiSCSIのオンライン・ストレージが別途必要。