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写真1●マイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏
写真1●マイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏
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写真2●マイクロソフトの提供するクラウド・サービスの考え方
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写真3●マイクロソフトのクラウド・サービスを構成する要素
写真3●マイクロソフトのクラウド・サービスを構成する要素
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写真4●Wndows Azureの基本アーキテクチャ
写真4●Wndows Azureの基本アーキテクチャ
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写真5●今後のAzureのロードマップ
写真5●今後のAzureのロードマップ
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 マイクロソフトは2009年1月27~28日の2日間,横浜市のパシフィコ横浜で開発者向けのイベント「Microsoft Tech Days 2009 “Best of PDC”」を開催している。初日の基調講演に登壇した同社執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏(写真1)は,開発者向けの次世代クラウドOS「Windows Azure」や関連サービスを日本で初めて一般に披露した。

 大場氏はマイクロソフトが提供するクラウド・サービスの特徴について「大規模インフラとアプリケーションの間に,開発者向けのビルディング・ブロック型のサービスが存在するというもの」と述べた(写真2)。この大規模インフラ(データセンター)のOSがWindows Azureで,開発者向けのサービスを提供するのがAzure Service Platformであると説明した(写真3)。

 さらに大場氏はWindows Azureの基本アーキテクチャ(写真4)に言及。Windows Azureのコンピューティング部分について「フロントエンドのWebロール(Webサーバー)とバックエンドのWorkerロール(ビジネス・ロジック)を独立させることによって,高いセキュリティを実装する」と説明。またデータ・アクセス部分については「すべてのコミュニケーションはキューを介した疎結合型になり拡張に優れている」と述べた。

 今回の基調講演では,Windows Azure上で稼働する新しいWebサービスとしてJTBの「Toripoto(トリポト)」も紹介した。この「Toripoto」は,i.JTB,ジェイティービー情報システム,イーストの3社が一般公開したオンライン・アルバム・サービスの体験サイトである。3社は,このサービスをWindows Azure上で稼働するサイトとして構築し,同日から一般公開を開始した。Toripotoの体験サイトはWindows Azure上のcloudapp.netから起動される。体験サイト上では,マイクロソフトが提供するWebブラウザ用プラグイン「Silverlight」を使って写真の加工や編集ができるほか,Windows Azureの要素技術であるSQL Data Servicesによって写真をクラウド上に蓄積できる。

 基調講演の最後では,今後のWindows Azureに関するロードマップについても触れた(写真5)。それによると,今年の半ばをメドにCTP(Community Technology Preview)のアップデートを予定しており,同時にアップデート版CTPは開発者以外にも使ってもらうようにしていく。そこで寄せられた意見を“できる限り”反映させてから商用展開を開始する。日本での商用展開は「今から1年~1年半後を予定している」(大場章弘氏)という。なお,アップデート版CTPの公開に併せて,価格やSLA(Service Level Agreement)についても発表する予定である。