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 米Appleは米国時間2009年1月27日,米IBMの元幹部Mark Papermaster氏が4月24日付けで,同社のDevices Hardware Engineering担当上級バイスプレジデントに就任すると発表した。IBMは同日声明を出し,Papermaster氏とのあいだで争っていた訴訟が和解に達したと発表した。

 Appleは2008年11月,Papermaster氏がAppleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏の直属となり,携帯型デジタル・メディア・プレーヤ「iPod」事業の責任者になると発表(関連記事:Apple,iPod事業の責任者が交代へ,元IBM幹部を採用)。これを受けIBMは,Papermaster氏のApple移籍が,退社後1年間は競合企業での勤務を禁じる非競争契約違反になるとして訴訟を起こし,米連邦地裁が同氏のApple勤務を禁じる仮差止命令を出していた(関連記事:元IBM幹部のアップル勤務に仮差止命令--IBM側の主張を支持)。しかし両者が和解に達したため,同氏がAppleで,iPodおよびiPhoneのハードウエア・エンジニアリング部門を率いることが確定した。

 IBMによると,Papermaster氏とは(1)IBMの退社から6カ月後の4月24日までAppleでの勤務を開始しないこと,(2)それ以降も機密保持など,IBMに対する契約上および法的責務を履行することで合意したという。なお,同氏はAppleでの勤務開始後,2009年7月と10月に,機密情報の保持に関する法的責務を全うしていることを証明する必要があるという。

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