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 米AT&Tは米国時間2009年1月28日に,2008年第4四半期と2008年通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は311億ドルで,前年同期の303億ドルから2.4%増加した。純利益は24億ドル(1株当たり利益は41セント)で,前年同期の31億ドル(同51セント)から23.3%の減益となった。

 営業利益は49億ドルで,前年同期の55億ドルから10.8%減少。営業利益率は15.8%で,前年同期の18.1%から低下した。

 無線事業による売上高は129億ドルで,前年同期と比べ13.2%増加。とりわけ無線データ収入の伸びが目覚ましく,前年同期比51.2%増加した。サービス収入は同13.3%増だった。加入者の純増は210万人で,合計7700万人に達した。また,米Appleの「iPhone 3G」のアクティベーションは190万台だった。iPhoneユーザーは通常の携帯電話ユーザーと比べARPU(利用者1人当たりの月間利用料)が約1.6倍高いなど,データ収入の成長に貢献しているという。

 有線事業の売上高は171億ドルで,前年同期と比べ3.3%減少。音声による収入が同10.0%減少し,データによる収入が同4.9%成長した。IPデータによる収入の伸びが顕著で,前年同期比14.2%増加し,データ収入全体で占める割合も45.2%に拡大した。また,インターネットTVサービス「U-verse TV」加入者が順調に増えており,純増が26万4000人だった

 2008年通期の売上高は1240億ドルで,前年の1189億ドルから4.3%の増収。純利益は129億ドル(希薄化後の1株当たり利益は2.16ドル)で,前年の120億ドル(同1.94ドル)から7.7%の増益。営業利益は前年同期比13%増の231億ドルだった。

 AT&T会長兼CEOのRandall Stephenson氏は「iPhone 3Gの成功が無線事業の成長を後押ししたほか,無線データ分野に新たな地平をもたらした。また景況が芳しくないにも関わらず,2008年通期で売上高を伸ばすことができた。2009年も堅実な成長を見込んでいる」と述べた。

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