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 ドイツのSAPは現地時間2009年1月28日,2008年第4四半期および2008年通期の決算の速報値を発表した。米国会計原則(GAAP)ベースの第4四半期の売上高は34億8800万ユーロ(約45億9200万ドル)で,前年同期比8%増だった。継続事業による純利益は8億5800万ユーロ(約11億2900万ドル)で同14%増,継続事業による1株当たり利益は0.72ユーロ(約0.95ドル)で同16%増だった。

 営業利益は12億7600万ユーロで前年同期比15%増。営業利益率は36.6%で,前年同期の34.2%から2.4ポイント上昇した。ソフトウエア収入は13億2300万ユーロで同7%減,ソフトウエアおよび関連サービス収入は26億6600万ユーロで同8%増だった。

 2008年通期では,売上高は115億6700万ユーロ(約152億2700万ドル)で,前年比13%増だった。継続事業による純利益は19億2500万ユーロ(約25億3400万ドル)で前年比横ばい,継続事業による1株当たり利益は1.62ユーロ(約2.13ドル)で同1%増。

 2009年については,厳しい事業環境が続くと同社は予測する。フランスBusiness Objectsの買収に伴うプラス効果もなくなることから,世界的経済危機の発生前だった2008年前半と比べると,2009年前半の業績は難しい比較になりそうだとしている。同社は2009年末までに約3000人の人員を削減する計画を明らかにした。これにより,2010年からは年間3億~3億5000万ユーロ(約3億9500万~4億6000万ドル)のコストを削減できるとしている。

 同社は,経済やビジネスを取り巻く環境が不透明な状態が続いているとの理由で,2009年通期のソフトウエアと関連サービスの売り上げ見通しを明らかにしなかった。共同最高経営責任者(co-CEO)のLeo Apotheker氏は,「2009年は視界不良の1年になりそうだ」と述べている。

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