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 大手ファブレス半導体企業の米Broadcomは,2008年第4四半期と通期の決算を米国時間2009年1月29日に発表した。第4四半期の売上高は11億2700万ドルで,前年同期の10億2700万ドルから9.7%増加した。GAAP(米国会計原則)ベースの純損失は1億5920万ドル(1株当たり損失は0.32ドル)で,前年同期の純利益9030万ドル(1株当たり利益は0.16ドル)から赤字に転落した。

 当期の数値には,モバイル・プラットフォーム事業の有形固定資産と営業権の減損費用に加え,米AMDから買収したデジタルTV関連の研究開発費などが含まれる。これらの影響が,希薄化後の1株当たり利益を0.40ドル引き下げた。

 2008年通期は,売上高が46億5800万ドルで,前年の37億7600万ドルから23.3%増加した。GAAPベースの純利益は2億1480万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.41ドル)で,前年の2億1330万ドル(同0.37ドル)を上回った。

 売上高には,米Verizon Wirelessとのライセンス契約に基づいて支払われたロイヤルティ収入が含まれる(関連記事)。ロイヤルティ収入として,第4四半期に4000万ドル,通期に1億4920万ドルを得ている。

 Broadcom社長兼CEOのScott A. McGregor氏は,「景気後退は2008年の半導体業界に大きな影響を与えたが,当社は営業によるキャッシュ・フローとして約9億2000万ドルを生み出し,通期で増収となるなど,堅調な業績を維持できた」とし,2009年の見通しについては「第1四半期も不況の影響を免れないが,コスト管理とキャッシュ・フローの創出に注力する一方,景気回復時に市場シェアを拡大できるよう,研究開発に投資を続けていく」と述べた。