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ASIMA 3.0の全体構成(SRAの資料より引用)
ASIMA 3.0の全体構成(SRAの資料より引用)
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 SRAは2009年2月2日,オープンソースSOA(サービス志向アーキテクチャ)実行基盤の新バージョン「ASIMA 3.0」をオープンソース・ソフトウエアとして無償公開した。ASIMOはAxis,ServiceMixなどのオープンソース・ソフトウエアを組み合わせパッケージ化したもの。

 3.0ではWebサービスを利用したSOAアプリケーションの実行環境を提供する「WS版」と,Enterprise Service Busを利用したSOAアプリケーションの実行環境を提供する「ESB版」の2つのパッケージに分離し,サーバーの消費リソースを低減した。またGeronimoなど各種コンポーネントをバージョンアップした。

 SRAはASIMAを2007年3月にオープンソース・ソフトウエアとして公開した。ASIMAをベースとした文書管理システムが経済産業省のアジアオープンソースソフトウエア基盤整備事業に採択され,インドで実用性検証が行われた。

 ASIMAは公式サイトから無償でダウンロードできる。SRAは「オープンソース・ソフトウエアによる安価なSOA実行基盤を利用することで,SOAシステム構築の初期コストを抑えることができる」としている。

 SRAではASIMAの有償のサポート・サービスを提供している。内容は問い合わせ対応,障害対応,Eclipseをベースにした統合開発環境「ASIMA IDE」の提供,および情報配布。料金は1サーバー・ノード当たり年間21万円。