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 米IBMは米国時間2009年1月30日,クラウド・コンピューティング環境の活用支援に関して,中小企業向けCRMソフトウエア・ベンダーの米iEnterprisesと提携したと発表した。iEnterprisesは,IBMのハードウエア,ソフトウエア,インフラをベースにして,拡張性の高いSaaS型CRMソリューションを顧客に提供する。

 iEnterprisesは,建設,製薬,法務関連などの各業界に特化したCRMソフトウエアを手がけている。今回の提携により,IBMの高度なホスティング環境を活用して,開発費や保守費用を抑えながら,中小企業のニーズに合った製品展開を進める。

 すでに建設会社の米MAPP ConstructionがiEnterprisesのSaaS型CRMソフトウエア「Empower CRM」を導入しており,入札の等級指定,方式別の分類や特定などの自動管理に利用している。導入作業は「2週間足らずで完了した」(IBM)という。モバイル機能も統合しているため,社員はモバイル・デバイス「BlackBerry」を使って外出先からでも社内情報の更新を確認できる。

 IBMは自社クラウド・サービス群の強化に加え,クラウド・サービスを設計/構築/提供/販売する独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)の支援にも注力している(関連記事:IBM,クラウド事業強化でソフト/サービス混在ビジネス・モデルへ移行)。また,日本の九州大学をはじめとする世界各地の大学とも協力し,研究プロジェクトや教育にクラウドを生かす取り組みを進めている(関連記事:IBM,九州大学など世界各地の大学と提携してクラウド活用を支援)。

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