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写真●NTTデータの榎本隆副社長
写真●NTTデータの榎本隆副社長
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 NTTデータは2009年2月3日、2008年4-12月期の連結決算を発表した。連結子会社が増加した効果で、売上高は前年同期比8.4%増の7747億4700万円。営業利益は同3.0%増の683億5600万円で、増収増益だった。榎本隆副社長は「受注も前年を上回っている。大変厳しい状況ではあるが、手応えを感じている」と話した。ベンダー各社が通期業績予想の大幅な下方修正を発表する中、売上高1兆1200億円、営業利益1050億円の通期業績予想を修正しなかった。

 売上高の増加に最も貢献したのが、昨年1月に買収した独アイテリジェンスなど連結子会社増加によるもので、446億円の増収効果があった。金融分野向けのアウトソーシングサービスや運用ビジネスが拡大したため、「連結子会社増加の影響を差し引いても増収を達成した」(財務担当の塩塚直人取締役執行役員)。

 一方営業利益については、連結子会社増加の寄与を差し引くと微減となった。「単体では増益を達成できたが、既存の連結子会社が振るわなかった」(塩塚取締役)。ただ榎本副社長は「百年に一度と言われる経済状況の中にあっても、連結子会社が赤字ばかりという状態になっている訳ではない。全体としてかなり足腰が強くなってきたと自負している」と語った。

 今年度の業績見通しについて塩塚取締役は「現時点で予想は修正しないが、売上高は予想からの上振れが、営業利益は下振れが起こり得る。今後必要があれば予想の修正も検討する」と話した。また2010年度までの中期目標として掲げている営業利益率10%について榎本副社長は「現在の経済環境の中で営業利益に対するありようは考えなくてはいけない」と、中期目標を修正する可能性を示した。