PR
写真●大塚裕司社長
写真●大塚裕司社長
[画像のクリックで拡大表示]

 大塚商会は2009年2月3日、2008年度(08年1~12月)の決算を発表した。連結売上高は4671億5400万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は270億8900万円(同9.9%減)、経常利益は276億2800万円(同9.5%減)だった。同社は07年度まで売上高、営業・経常利益共に5期連続で過去最高を更新してきたが、世界的な景気後退の影響により「06年度の状態に後戻りしてしまった」(大塚裕司社長)。

 連結売上高の内訳を見ると、OAサプライやシステム保守などのサービス&サポート事業は、前年同期比6%増の1987億6100万円と好調だった。しかし、システムインテグレーション事業(2664億7600万円、同4.7%減)の落ち込みをカバーできなかった。

 大塚社長は「生産性向上に寄与するIT活用ニーズは底堅い。しかし、08年秋以降の景気後退の影響で、多くの企業がIT投資を先送りした」と説明する。年間の取引件数は前年比1.6ポイント増、見積案件数は同6.8%増と営業努力は数字に表れたものの、「取引単価の落ち込みをカバーできなかった」(同)。実際、顧客1社当たりの平均売上高(顧客単価)を見ると、上期(08年1~6月)は116万4000円だったが、下期(08年7~12月)は96万6000円と大幅に下がった。

 「景気回復の兆しは2011年頃まで見えない」(同)ことから、2009年度は減収減益予算を組んだ。連結売上高は4.3%減の4470億円、営業利益は同31.7%減の185億円、経常利益は同31.2%減の190億円を見込む。大塚裕司社長にとって社長就任以来、初めての減収減益予算となる。「09年度は次への成長に向けた準備の年。中期経営計画や基本方針は変えない。地域密着型の営業体制を強化し、生産性向上やコスト競争力強化につながる提案をしていく」(同)と強調した。

■変更履歴
記事公開当初、「営業・経常利益は4期連続で過去最高を更新してきた」と記述していましたが、正しくは「売上高、営業・経常利益共に5期連続で過去最高を更新してきた」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/02/04 01:40]