PR
写真1●TX マトリクス・プラス
写真1●TX マトリクス・プラス
[画像のクリックで拡大表示]

 ジュニパーネットワークスは2009年2月3日,最大25Tビット/秒の転送能力を実現するマルチシャーシ・ルーティング・システム「TX マトリクス・プラス」を発表した(写真1)。日本国内では2009年第3四半期に出荷を始める。

 TX マトリクス・プラスは,同社の最上位コア・ルーター「T1600」を最大で16台接続できる。この16台のコア・ルーターを25Tビット/秒の性能を持つ1台のルーターとして運用できる。実際のシステムでは,TX マトリクス・プラスとT1600のほか,ルーティング処理を外部で実行するための制御プレーン装置「JCS1200」が必要となる。

 今回の製品の特徴は,「パーティショニング」と呼ぶ仮想化技術によって,最大25Tビット/秒の処理能力を効率良くサービスに生かせること。同社のマーケティング本部 サービスプロバイダーマーケティングの佐宗大介マネージャーは記者説明会の席上,「コア・ネットワークを仮想化することで,サービスごとに別々だった通信事業者の網を統合したり,新サービスのネットワークを展開したりすることが容易になる」と新システムのメリットを述べた(図1)。

 今回のシステムでは,16台のマルチシャーシを集約したルーターを複数の“仮想ルーター”(PSD:protected system domain)に分割できる(図2)。具体的には,各シャーシにあるライン・カード単位で,どのPSDに所属するかを個別に設定する。

図1●コア・ネットワークの仮想化によるメリット
図1●コア・ネットワークの仮想化によるメリット
[画像のクリックで拡大表示]
図2●仮想化の実現方法
図2●仮想化の実現方法
[画像のクリックで拡大表示]

 また,同じ処理能力を持つ既存の他社製品と比較すると,大幅に省スペース,低消費電力を実現しているという。例えば,25Tビット/秒のシステムで比較した場合,今回のシステムは11個のラックに収まるのに対し,既存の他社製品は25ラックにもなると主張する(図3)。消費電力についても,今回のシステムが171kWであるのに対し,既存の他社製品は345kWになるという。

 このほか,100GbEに対応できるバックプレーンの帯域,光トランスポンダ内蔵による設備投資・運用コストの低減も,今回のシステムの大きなメリットとした(図4)。

図3●同性能の既存製品より省スペース
図3●同性能の既存製品より省スペース
[画像のクリックで拡大表示]
図4●外付けの光トランスポンダの内蔵によるメリット
図4●外付けの光トランスポンダの内蔵によるメリット
[画像のクリックで拡大表示]

[発表資料へ]