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 日立製作所は2009年2月3日、2008年4月-12月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比5.2%減の7兆5711億円、営業利益は同8.5%減の1825億円の減収減益となった。直近3カ月では、売上高が前年同期比16.5%減の2兆2605億円、営業損失が同923億円減の145億円の赤字だった。

 同社は、自動車関連部品や情報家電機器の販売不振などで、1月30日に通期の業績予想を下方修正したばかり。唯一、好調だったのが、情報通信システム部門だ。情報通信システム部門については、2008年4月-12月期の売上高は、前年同期横ばいの1兆8827億円、営業利益は同314%増の1105億円となった。

 情報通信システムが好調な理由について、中村豊明 執行役専務は、「ハードディスクドライブ(HDD)事業が改善した」と述べる。さらに営業利益率の改善については、「ソリューション販売では7%以上の利益率を達成した。受注状況を見える化したり、プロジェクトマネジメントを強化したりしたことで、“冒険”をした受注がなくなったことが寄与している」と続ける。

 情報通信システム部門以外は、すべて減収減益もしくは赤字だった。主力である電力・産業システムの売上高は同1%減の2兆3964億円、営業利益は同61%減の380億円。デジタルメディア・民生機器事業の売上高は同12%減の1兆48億円、営業損失は427億円の赤字となった。