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 NTTは2009年2月5日、2008年4-12月期決算を発表した。営業収益(売上高)は前年同期比1.4%減の7兆7343億円、営業利益は同16%増の1兆145億円と減収増益となった。当期純利益は同68.9%増の5441億円だった。製造業が相次いで赤字決算を発表するなか、国内首位(見込み)の営業利益を計上した。

 決算発表に出席した三浦惺社長は「営業利益が国内首位になったのは相対的な話だ。我々にも徐々に不況の影響が出始めている」と述べた。法人向けシステム構築、携帯電話端末、光ファイバの販売が想定以上に低迷しているという。実際、4-9月期の段階では前年比1811億円増だった営業利益が、4-12月期では同1401億円増という水準に後退している。通期の予想営業利益は1兆1600億円と据え置くが「必ずしも楽観できる状況ではない」(三浦社長)とする。

 特にNTTデータ、NTTコミュニケーションズを中心とした法人向けシステム構築は不況の影響が大。「社長会議で話しているが、10~12月に徐々に厳しくなってきた。受注高が落ちているだけでなく、個々の案件でも利益率が低くなってきている。1月以降はさらに状況が悪く、1-3月期は前年同期比でかなり厳しい数字になると考えている」(三浦社長)と、2009年1-3月期については法人向けシステム構築事業が前年割れになる可能性も示唆した。