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 ミクシィは2009年2月より行動ターゲティング広告の一種である「リターゲティング広告」のテスト販売・配信を開始した。2月5日に開催した決算説明会で明らかにした。行動ターゲティング広告はヤフーなどが積極的に取り組み、効果の高さから活用企業が広がっている。ミクシィの販売開始で市場拡大が加速しそうだ。

 リターゲティング広告は、広告主のサイトを訪問したことがあるユーザーに対して、「mixi」内で同サイトへの再訪問を促すような広告を表示するもの。例えばEC(電子商取引)サイトがmixiにリターゲティング広告を出稿すれば、自社サイトで商品購入の途中で離脱したユーザーに対してmixi内で再訪問を促す広告を見せることができる。

 ミクシィは従来、ユーザーの性別・年齢・居住地区に応じて広告を配信する属性ターゲティング広告には対応していたが、ユーザーの行動をベースにした行動ターゲティング広告に取り組むのは初めて。

 行動ターゲティング広告は、ヤフーなどが積極的に販売している。ヤフーはユーザーの検索履歴やページ閲覧履歴などを基に関心を把握して適切な広告を配信。同社の2008年10-12月期の広告売り上げの2割を行動ターゲティング広告が占めるようになった。

 また、ミクシィはリターゲティング広告と同時に、「インタレストターゲティング広告」のテスト販売・配信を始めたことを発表した。ユーザーが参加するコミュニティに基づいて広告を配信をする。「『旅行』好きだけでなく、『沖縄』『温泉』『アジア』が好きかでも判断できる」(ミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏)としており、細かな配信設定が可能なもよう。配信先はトップページ最上部で広告を一律配信する「ローテーションバナー」などの枠。既にCTR(クリック率)、CVR(コンバージョン率)は通常の2~3倍の効果が出ているといい、「広告主のニーズを見て配信先を拡大したい」(取締役の小泉文明氏)としている。

 mixiの2008年10-12月期の広告売り上げは前年同期比24.9%の26億9400万円と順調に成長。笠原社長は決算説明会で、「企業の広告・宣伝予算の見直しで広告を出さなくなるのではなく、費用対効果の高い媒体に寄っているという感触を持っている」と自信を見せた。さらに、「費用対効果の高いメディア、メニューをしっかり作っていきたい」(笠原氏)としており、今後さらにターゲティング広告メニューの拡充に力を入れると見られる。

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