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 キヤノンソフトウエアは2009年2月5日、日本IBMと協業してSOA(サービス指向アーキテクチャ)の実装サービスを開始すると発表した。まず09年3月、SOAの推進を目的にユーザー企業向けの技術検証施設「SOA実証センター」を東京都港区のキヤノンソフト本社内に開設する。

 今後、キヤノンソフトはSOAの開発・実行基盤として日本IBMのサービス連携基盤「WebSphere」を活用する。キヤノンソフトSOA事業戦略プロジェクトの白倉隆雄プロジェクトマネジャーは「EAI(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)の導入で培った技術力を生かし、SOAを売り込んでいきたい」と話す。

 同社は2010年度にSOA関連事業で10億円の売り上げを目指す。白倉マネジャーは「この不況の中でSOAの全社導入を勧めるのは現実的ではない。まずは2~3の既存システムの機能をサービス化して組み合わせ、新しいアプリケーションを作るといった提案をしていきたい」と語る。