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写真1●「HDE Mail Application Server #Archiver」の管理画面
写真1●「HDE Mail Application Server #Archiver」の管理画面
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 HDEは2009年2月10日,メール・システム向け基盤ソフトおよび基盤上で動作するメール・アーカイブ・ソフトをセットにした「HDE Mail Application Server #Archiver」を発表した。主に,従業員数が1000人以上の大企業や,メール関連サービスを提供するアプリケーション・サービス・プロバイダを対象とした製品である。

 本製品は,同社がこれまで提供してきたメール関連製品群と開発コンセプトが大きく異なる。Javaベースのシステム基盤「HDE Mail Application Server」を一から開発,システム基盤上で各種メール関連ソフトが動作する。その第1弾がメール・アーカイブ・ソフト「Archiver」である。第2弾,第3弾として,メール配信ソフトやフィルタリング・ソフトを2009年中に提供していく。

 今回,各ソフト共通のシステム基盤を用意したのは,システムの堅牢性および利便性を向上するため。具体的には,システムの二重化や完全無停止の運用が可能になったほか,各ソフトの管理画面を共通化してシングル・ログインで管理できるようにした(写真1)。基盤ソフトのAPIを公開することで,他社のセキュリティ対策ソフトを組み合わせて利用することもできる。

 同社は従来,スパム対策ソフト「HDE Anti-Spam」やウイルス対策ソフト「同Anti-Virus」,メール・マガジン管理ソフト「同Customers Care」といったメール関連ソフト7製品を個別に開発・提供してきた。複数製品を組み合わせて運用するユーザーの場合,製品ごとに用意された管理画面にログインしないと設定変更ができず,サーバーを個別に用意する必要があるなど手間がかかっていた。APIも公開されておらず,自社システム向けにカスタマイズすることが難しかった。

 稼働OSは,Red Hat Enterprise Linux 5.2 Server for Intel EM64T。価格は,1000ユーザー当たり245万7000円ほか。

 新製品は大規模ユーザー向けで,従来製品と対象ユーザーの規模が完全に一致しない。そのため,当面は従来製品も併売していくという。