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 フジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)の豊田皓社長は2009年2月9日,アナリストや報道関係者を対象にした2008年度第3四半期(2008年4月~12月期)決算説明会で,今後の事業計画や制作費の削減などについての考えを述べた。

 豊田社長は,アナリストからの「制作費の削減の仕方について教えて欲しい。メディアコンテンツ企業の健全性を維持するため,大幅な削減はしないのか」という質問に対して,まず「(制作費の削減額については)現在最終的な調整を進めている。金額については,しばらく待って欲しい」と述べた。

 さらに「番組収入を上げて,収益を確保していきたいと思っている。(3月末に放送するフジテレビ開局50周年記念番組の)『黒部の太陽』は,15分(のCM枠)があっという間に売り切れた。内容が良いものを作れば,売り上げは上がる」として,広告不況においても魅力的な番組を制作すればCM枠の買い手が現われるという見解を示した。続けて,「(CM枠の)提案型の営業を強化したい。クロスメディア(展開)など,フジサンケイグループ,フジ・メディアHDの特色を生かしたもので収益を上げていく」と述べた。

 広告外収入については,「『ダイハツ ドラリオン シルク・ドゥ・ソレイユ』(の公演)が間違いなく収益を上げると思っている。これまで,ほぼ満席が続いている。映画事業についても手堅くいきたい」とした。関連会社の事業動向に関しては,「収入が上がってきた。(通販会社の)ディノスも(映像・音楽ソフトメーカーの)ポニーキャニオンも回復基調にある。引き続き収益性を高めていきたい」という意向を示した。

 さらに豊田社長は,「制作費(の削減)だけでなく,設備投資費の抑制や人件費を含めた一般管理費の削減は当然やらなければならないと思っている」と述べて,さらなるコスト削減に意欲を見せた。組織体制の見直しについては,「収益拡大を目指した社内の組織変更と,一昨年より手がけている社員の再配置を行っていく」とした。