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 米Microsoftは米国時間2009年2月10日,企業向け検索製品のロードマップを発表した。2008年4月に買収したノルウェーFAST Search & Transferの企業向け検索ソフト「FAST ESP(Enterprise Search Platform)」の機能を統合した新製品として,「FAST Search for SharePoint」と「FAST Search for Internet Business」を発売する。

 FAST Search for SharePointは,企業向け情報共有ソフト「Microsoft Office SharePoint Server」にFAST ESPの検索機能を統合した製品。Microsoft Officeの次期バージョンと併せてリリースする。情報ポータル,共同作業,コンテンツ管理,ビジネス・インテリジェンスなど,SharePoint Serverが備える機能と連携して,高度な検索機能を活用できるようにする。

 SharePointの既存ユーザーがFAST ESPを迅速に導入できるようにする措置として,「ESP for SharePoint」も発表した。対象はSharePoint Enterprise Client Access Licenseの利用者。FAST Search for SharePointのリリース後の移行ライセンス・パスを用意する。

 FAST Search for Internet Businessは,企業が運営するWebサイトに検索機能を組み込むための製品。コンテンツの統合や利用者との連携を促進するための機能を搭載している。2009年後半にベータ版をリリースする予定。

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