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写真1 高速同軸モデム「ACLCシリーズ」の外観
写真1 高速同軸モデム「ACLCシリーズ」の外観
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写真2 ACLCを用いたVODサービス
写真2 ACLCを用いたVODサービス
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 シネマプラス(本社:東京都中央区,社長:折坂哲郎氏)と住友電気工業(住友電工),住友電設,東京プリンスホテルは2009年2月12日,大規模業務用案件としては日本で初めて,PLC(電力線通信)技術を応用した高速同軸線通信によるビデオオンデマンド(VOD)システムを構築したと発表した。高速同軸モデムには,住友電工製の「ACLCシリーズ」を利用した(写真1)。東京プリンスホテルは2009年2月10日にVODサービスの提供を開始した。

 ホテルにおいて情報通信インフラの整備は重要な課題だが,老舗ホテルなどではLAN工事の実施や営業の一部停止が困難な場合が少なくない。シネマプラスと住友電工,住友電設の3社はこれらの課題に対応するため,既存の電力線の両端にモデムを設置するだけで高速通信を可能とするPLCのVODサービスへの導入を進めた。工事がほとんど行わずに済むという。さらに電力線のかわりにテレビの映像受信に用いられている既存の同軸線を使うことにより,通信品質を大きく改善して施工をより容易にするACLCシリーズの導入検証も進めた。

 これらの成果を基にシネマプラスと東京プリンスホテルは,ACLCシリーズを用いたVODサービスを導入した(写真2)。今回の施工は住友電設が担当した。東京プリンスホテルの営業を停止することなく,通常のLAN工事と比べて3分の1程度の工期で導入を実現した。

 シネマプラスと住友電工,住友電設は,「3社はこれまで高画質の映像エンターテイメントサービスの提供と情報通信インフラの整備を通じて,ホテルのバリューアップに努めてきた。ACLCによるVODサービスの実現によって,施設年数や施設形態などのためにインフラ整備に課題のあった老舗ホテルにおいて,その実現のためのコストと工期の削減および施工の標準化にメドを付けた」という。3社は,東京プリンスホテルとの今般の協業の成果を生かして,今後もACLCシリーズによるVODサービスの普及に努める方針である。

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