PR

 オーリック・システムズ(東京都港区)は2009年2月16日、ケータイサイト向けの無料アクセス解析ツール「myRT mobile」を利用しているサイトのアクセス動向データの公開を始めた。同ツールを利用しているケータイサイト全体のPV(ページビュー)やセッション数などのデータを月次で無料公開する。

 まず2008年11月から2009年1月までの月次データを公開した。PVやセッション数、直帰率、滞在時間などを取り上げている。1月は1億8299万8960PVでセッション数は1730万3099。直帰率は34.94%だった。そのほか、通信事業者別のユーザーのシェアも紹介。1月の利用端末のシェアはNTTドコモが53.1%、KDDI(au)が33.0%、ソフトバンクモバイルが13.5%、ウィルコムが0.1%、その他0.4%だった。

 また、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3事業者については、機種別のアクセスシェアの上位20機種とその比率も公開している。また、画面サイズ別のシェアのほかバーコードやGPS(全地球測位システム)、ワンセグといった機能に対応した端末の比率(全体)も公開している。今後、毎月中旬に前月分の月間データを発表する予定だ。データの公開は同社サイトで行う。

 同時に同社は、myRT mobileの機能強化を図り、サイト来訪の直前にどのサイトを閲覧していたのかを示す参照元情報と、どの検索エンジンからどのようなキーワードで来訪したのかを表す検索キーワードの分析を可能にした。同社はこの機能強化によりSEO(検索エンジン最適化)やSEM(検索エンジンマーケティング)に必要な情報を利用できるとしている。なお、これらの新機能は、事業者の仕様上参照元情報が取得できないNTTドコモからのアクセスは対象外となる。