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 韓国のLG Electronicsと米Intelはスペインで現地時間2009年2月16日,モバイル・インターネット・デバイス(MID)の開発で協力すると発表した。Intelの次期MID向けハードウエア・プラットフォーム「Moorestown」(開発コード名)と,Linuxベースのモバイル機器向けソフトウエア「Moblin v2.0」を基盤技術として採用する。LGは,Moorestown搭載デバイスの第一弾となる製品を市場に投入する計画である。

 Moorestownは,Intelの第2世代MIDプラットフォーム。45nmプロセス・ルールの「Atom」プロセサ・コアやグラフィックスLSI,メモリー・コントローラ,ビデオ・エンコーダ/デコーダを単一チップに集積したシステム・オン・チップ(SoC)「Lincroft」(開発コード名)と,I/Oハブ「Langwell」(同)で構成する。待機時の消費電力を,Atomベースの第1世代MIDプラットフォーム「Menlow」(同)と比べ10分の1未満に抑えるという。2010年にリリースする予定(関連記事:Intel,次期MID向けプラットフォーム「Moorestown」をデモ)。

 両社はMoorestownのソフトウエア基盤として,モバイル機器向けLinuxのMoblin v2.0を使う。これにより,音声通話機能だけでなく,パソコン並みのインターネット接続機能の利用が可能になるとしている(関連記事:モバイルLinux Moblinの開発者は2000人以上,Intelも250人以上を投入)。

 なお,LG ElectronicsはIntelとMID開発で協業する一方,米Microsoftとの連携も強化する。LGは「Windows Mobile」を同社製スマートフォンの主要OSと位置付け,同OS搭載モデルの種類と販売数を増やす活動を展開していく。具体的には,2009年に同OS搭載モデルの販売台数を前年比10倍とし,2012年に最大26種類の新モデルを発売する計画。最終的には,50モデル以上を新発売するという(関連記事:Microsoft,新モバイルOS「Windows Mobile 6.5」やデータ同期サービスを発表)。

[発表資料(LG ElectronicsとIntel)]
[発表資料(Microsoft)]