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写真1●マルチキャリアHSPAに対応した受信機
写真1●マルチキャリアHSPAに対応した受信機
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写真2●速度は40Mビット/秒弱を記録
写真2●速度は40Mビット/秒弱を記録
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写真3●LTEは170Mビット/秒の速度を見せていた
写真3●LTEは170Mビット/秒の速度を見せていた
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写真4●モバイル・ルーター型のLTE受信機
写真4●モバイル・ルーター型のLTE受信機
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 スウェーデンのエリクソンはスペインのバルセロナで開催中のMobile World Congress 2009の会場内にて,マルチキャリア技術を使ったHSPA(DC-HSDPAとも呼ばれる)のライブ・デモを実施している。

 マルチキャリア技術とは,2倍の帯域を使用することで通信速度の高速化を計る技術。理論的には速度も2倍になる。HSPAは5MHz幅の帯域を使って,現在最大21Mビット/秒の速度を実現しているが,マルチキャリア化することで10MHz幅の帯域で最大42Mビット/秒の速度が期待できる。

 エリクソンのデモではマルチキャリアの基地局とモバイル・ルーター型の受信機(写真1)を使って,ファイルを受信や動画を伝送する様子を披露。実効速度としては,40Mビット/秒弱を記録していた(写真2の右のウインドウ)。

 マルチキャリアのHSPAについては,オーストラリアの通信事業者テレストラが2009年末までに導入することをMobile World Congress 2009で開催したプレス・カンファレンスで表明している。次世代の高速モバイル通信技術としては3.9GやSuper 3Gなどとも呼ばれるLTEもあるが,現行規格との後方互換性が無い。これに対してHSDPAとの互換性があるHSPAは,導入のハードルが低いとして事業者の注目を集めつつあるようだ。

 そのLTEについてもエリクソンは最新のライブ・デモを実施した。20MHz幅の帯域を使い,2×2 MIMOの構成で,170Mビット/秒弱の速度が出る様子を見せた(写真3)。昨年も見せた弁当箱サイズの受信機に加えて(写真4左),今年はモバイル・ルーター型の受信機も用意(写真4右)。LTE用の端末については,2010年の始めに商用のデータ通信専用機が登場し,2010年の後半以降には音声通話も可能な端末が登場する見込みという。