PR
写真●米Tred Displayの「Digital HybridSigns」
写真●米Tred Displayの「Digital HybridSigns」
[画像のクリックで拡大表示]

 デジタルサイネージといえば液晶ディスプレイがつきものだが,液晶を使わないアナログっぽいデジタルサイネージ製品が登場した。それが米Tred Displayの「Digital HybridSigns」だ(写真)。デパートやスーパー,ガソリンスタンドにおける大型の値札として利用する。七つのセグメントで表現している値札部分には,磁気を帯びた繊維が並んでいる。繊維は表裏をそれぞれ白と黒に着色してある。パソコンで稼働する管理ソフトで価格を変えると,無線LAN経由で命令を受けたデジタルサイネージが,繊維を必要に応じて反転させ,価格表示が変わる仕組みだ。

 「Digital HybridSigns」を日本で販売している双日プラネット 高機能・電材部 第1課 チームリーダーの長島勝也氏は,「価格を変更する瞬間以外は電力を使わないので電気代が格段に安い。高価な電子部品が少ないため,LEDランプや液晶ディスプレイを使ったデジタルサイネージ製品よりも安価になる」とそのメリットを説明する。この製品は3月3日~6日まで東京ビッグサイトで開催しているリテールテックJAPAN 2009で展示している。