日本ヒューレット・パッカード(HP)は3月11日、社員数が1000人以上の中堅企業でSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)を構築するためのスイッチ製品「HP StorageWorks DC04 SAN Director」を発表した。出荷開始は4月上旬。価格は630万円から。
新製品は、既存のサーバーやストレージ資産を生かして仮想化技術でインフラを統合するソリューションとして使えるほか、二つの拠点間のSANを2台の新製品で接続してバックアップを保存する災害対策ソリューションなどにも利用できるという。暗号化モジュールを追加してデータを保護するセキュリティ対策のソリューション向けにも有望とみている。
「長期的な視点に立って企業のITインフラ投資を最適化できる製品だ」と、日本HPの諏訪英一郎エンタープライズストレージ・サーバ事業統括ストレージワークスビジネス本部プロダクトマーケティング部担当マネージャ(写真)は話す。