PR
「WWFジャパン」のアクセス解析データに基づき議論したアクセス解析イニシアチブの第3回ワークショップ
「WWFジャパン」のアクセス解析データに基づき議論したアクセス解析イニシアチブの第3回ワークショップ
[画像のクリックで拡大表示]

 SEO対策コンサルティングのアユダンテ(東京都港区)、Webコンサルティングのクリエイティブホープ(東京都新宿区)、ベンチャー支援のアーキタイプ(東京都港区)などは2009年4月上旬、民間組織「アクセス解析イニシアチブ」を設立する。効果的なアクセス解析の活用を広めることで、業界の認知度向上や人材交流などを図る。趣旨に賛同する企業・団体からサイトのアクセスデータを提供してもらい、実際のデータに基づいた分析、議論を参加企業で行う。

 設立に先立ち3月17日に開催した第3回のワークショップには、Web制作会社、メディア系企業など15社28人が参加した。ワークショップでは第1回から4~5人のグループに分かれ、会員登録や寄付がコンバージョンとなる民間自然保護団体「WWFジャパン」のサイトのアクセスデータを「Google Analytics」で分析して、改善策を話し合ってきた。第3回は各グループがWWFジャパンにサイト改善策を提案した。

 具体的には、「活動報告関連のページがスタートページ(閲覧開始ページ)になっているセッションが全体の50%近くある一方、(同ページは)直帰率が高く、ダラーインデックス(ページごとのコンバージョン金額への貢献度)も低い。それを平均に近づけるために、寄付関係ページへの誘導を強化すべき」や、「検索語から寄付を決めて訪問していると判断できる人には、寄付・会員登録ページへの導線をトップページに明確にする。また寄付をする際に、特典、申し込み方法などユーザーの疑問に答えるコンテンツへの導線を作るべき」、「参加・支援案内ページの上部にあるFlashコンテンツへのリンクを外すことで離脱率を下げられるのでは」などの意見が出た。

 寄せられた意見に対し、WWFジャパン広報担当の三間淳吉氏は、「多くのチームで提案してもらったように、ジョイン(寄付、会員登録)にどううまく流すか、そこでどう説明するかは大きな課題と感じている。人手不足で5~6年前からコンテンツは足すばかりで組み替えができていなかったと再認識した」と答えた。

 アクセス解析イニシアチブの事務局はアユダンテに置き、アユダンテのエグゼクティブプロデューサーで、「できる100ワザ Google Analytics SEO & SEM を極めるアクセス解析ノウハウ」(インプレスジャパン )などの著者である大内範行氏と、クロス・フュージョン代表取締役で「ネット視聴率白書 2008-2009 」(翔泳社)の著書である衣袋宏美氏が中心になり運営する予定。2009年度は生のデータを活用したワークショップ(年4回を予定)、知見を共有するセミナー(年4回を予定)、人材育成活動(年3回を予定)、分科会による勉強会、交流会、Webサイトの情報提供などの活動をしていく方針。