EMCジャパンは4月1日,「EMC仮想化コンサルティング・サービス」の提供を開始する。ユーザー企業で運用中のシステムを対象に,仮想化のアセスメント,移行計画を含めたインフラ設計,キャパシティ管理を含めての運用設計などを手がける。料金は,100万円(サーバー100台を対象に投資効果アセスメントを実施する場合)から。
特徴は,仮想化のアセスメントやインフラ設計について,サーバーだけでなく,ストレージやネットワークも対象に含めること。「サーバーだけを考えるだけではなく,ストレージなども考慮することで,はじめて総合的なコストダウンを図ることができる」とEMCジャパンの有安健二氏(執行役員 テクノロジー・ソリューションズ本部長)は説明する。
アセスメントでは,運用中のハードウエアやアプリケーションの棚卸しなどの結果を基に,ユーザー企業の全体での目標と,部門レベルの目標を設定する。インフラ設計では,運用しているシステムに求められるサービスレベルや仮想化に必要なコストなどの観点からアーキテクチャを決め,その中から仮想化するシステムなどを見極める。